メルレが確定申告(青色申告)するまでの流れ
▼青と白。どっちが得かは明白
確定申告にも「白色申告」と「青色申告」の2種類があります。申告のしかたとそれに使う用紙の色からこう呼ばれるのですが、メルレが確定申告をする場合、後者の「青色申告」をする方がお得な点が多いと言われています。
税法に詳しくなければこのあたりのメカニズムは理解しがたいかもしれませんが、青色申告をすることの主な利点は以下になります。
・最高65万円の特別控除を受けることができる。
・必要経費として認められる経費が多く、その分税を抑えることができる。
・税務調査に入られにくくなる(書類に疑問点があった場合、税務署が理由を伝えなくてはならなくなるため)。
その他にもいろいろとありますが、メルレでそれなりの稼ぎを得ているのであれば、青色申告の方がメリットが多いです。ただし、その分日ごろから必要経費を細かく帳簿しておく必要がありますから、手間はかかります。ただし、それだけの価値はあるのです。
▼準備から申告まで
次は、実際に青色申告をする際の流れについて説明します。青色申告の準備は、メルレとして働き始めた当初から始めておく方が有利です(もちろん、この時点ではまだ続けられる保証がないかもしれませんが、続けていく可能性が高いのであれば、早く始めるに越したことはありません)。
具体的な準備としては、まず、個人事業のスタートを税務署に申請しないといけません。メルレとは法律的には立派な「個人事業主」に該当するためで。これを申請しておくと、年末ごろには確定申告の書類が届きます。そうしたら、「青色申告承認申請書」という書類を税務署に提出しなくてはなりません。これの提出期限が毎年3月15日となっています。
そして、申告の書類を記入していくわけですが、これが非常に細かく、多岐にわたっています。申告書Bに記入するとか、第一表と第二表に記入するとか、そういった細かいルールがたくさんあります。ただ見ただけでは不明な点も多いでしょうから、サイトを閲覧したり本を買ったりして勉強することをオススメします。細かくて苦労も多いかと思いますが、その分利点も多いので、めげずに頑張りましょう。
税務署での手続きは、細かい字も多いですし説明が難解ですから、見るだけで頭が痛くなるという人も多いはず。ですが、これに限っては苦労するだけの価値もありますし、何年も続けていればその大変さにもなれるはず、最初の何回かはストレスとの戦いかもしれませんが、仕事で損をしないための「必要経費」として、上手に付き合えるといいですね。